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五等分の花嫁のキャラの性格考察と印象

今見ているアニメ、五等分の花嫁の5姉妹の印象と僕の妄想を書いていきます。

10話まで視聴した段階での印象です。原作は未読。10話までの内容でネタバレあり。

 

一花

長女。長女であるからこそ、他の4人の姉として振舞わないといけないという意識が強い。

花火大会の際に、おっさんから逃げ、オーディションが不安なのに誰にも相談できずに震えていたシーンや、10話の最後の倉庫で泣いてしまうシーンで、自分でもよくわからないまま泣いていたりと、感情がピークになって体になんらかの変化が出てこないと周りに当人の抱えているものが伝わらないような感じで、我慢しすぎた結果、体を壊してしまいそうなタイプで心配。もっと人を頼っていいんだよと言いたくなる。

とはいえ普段から三玖と上杉の仲を深めさせようとしたり、他の4姉妹と上杉がうまくやれるように立ちまわったりと、その世話焼きな性格はやっぱり長女。母性を感じる。現状三玖と並んで好きなキャラ。

 

二乃

次女。上杉がやってきた当初は、睡眠薬入りの水を飲ませて強制帰宅させたり、上杉が家に来るたびに追い出そうとしていたが、話数が進むごとに、上杉を追い出そうとはしなくなっていき、なんなら病んだ上杉にお粥をつくってあげたり、他の姉妹と一緒に上杉に服を見繕ってやったりなど、段々と上杉に心を許していく姿が描かれている。

この心理の移行は、二乃自身の心境の変化であるとともに、5姉妹と上杉の距離感を表しているように感じる。最難関で門番のような役割をしている二乃。その二乃と融和していくことで、必然的に他の4姉妹とのコンタクトがとりやすくなる、具体的には家にいる時間や姉妹と過ごせる時間が増えるという具合だ。門番を突破するメリットはでかい。

次に性格面の話。二乃は5姉妹、というか他の4姉妹が大好きで、5姉妹でいる家が好きだから上杉が入ってくることを拒んでいた。

この二乃の行動とその動機を聞いて僕が思ったのは、二乃は寂しがりや、というか孤独を恐れているというような印象を受けた。上杉が来て、5姉妹の関係が変わってしまい、その先に訪れるかもしれないこれまでと違う二乃にとって孤独な、寂しい思いをするかもしれない日が来ること、それを二乃は無意識の内に恐れているのだろうなと思う。

そもそも二乃の普段の言動はツンツンしているが(万人に対してそうかは不明。)、あの態度はたぶん、ああいった態度をしているような自分とでも過ごしてくれる人、つまり素の自分を受け入れてくれる人を求めている意識の表れだと思う。そんなツンツンした自分と一緒に過ごしてくれるから他の4姉妹が好きなのかもしれないし、そんな自分の願いのために夏祭りのなか姉妹探しに上杉が奔走してくたから、上杉にお粥を作ってあげたり、家庭教師を続けられるように手助けしてくれたのかもしれない。

心を開いたきっかけはわからないが、前述の5姉妹依存な態度や、肝試しの際の一人は嫌というセリフ(あれはシチュエーション的に深い意味はないかもしれないが)、10話の終わりの次回予告での私が支えてあげないとというセリフなど、孤独を恐れてると取れるような言動が多いように感じる。

私が支えてあげないとというセリフは、相手が自分なしでは生活できない状況=相手が自分のもとを去るようなことはない→独りになることはないというロジックに、たぶん潜在的にではあるものの意識があるといことなのかなと思っている。

5姉妹の中でも人間の言動の裏の複雑さみたいなものが色々なシーンで出ているキャラだと思う。悪い男につかまって泣きをみるような将来にはならないでほしい。

 

三玖

三女。四葉の次に上杉に協力するようになった三玖。

性格としてはおっとり系。一花と四葉に煽られたことで自分の中の恋心に意識を向け始め、また、恋の話を一花とすることで、一花の恋心を逆に浮かび上がらせていっている感じ。

こういう言い方はよくないかもしれないが、早く上杉と打ち解けたおかげで、登場自体も多く、デレるシーンも多く、人気が出そうなキャラだと思う。僕も好き。

別に好きじゃないと言っていたのが、独占欲が芽生えてきたりと、自身の恋心を自覚していく過程は尊く、応援したくなる。三玖かわいいよ三玖。

 

四葉

四女。最初から上杉に対して友好だったり、困っている人がいたら助けずにはいられなかったり、仏かなにかか?と問いたくなるいいやつっぷり。

最初から友好的であるがゆえに態度が変わるギャップで見せ場をつくりづらいのが難しそうなところ。

膝枕のシーンのがあったり、そのあとにバスケ部への入部を断りに行くシーンがあったり、四葉なりに上杉への感謝や一緒に勉強を頑張っていくという決意が見られたのは、四葉と上杉もしっかり信頼が深まってるよーというのが明示されていてよかった。

正直なところ四葉は中途半端に勉強をさせるよりも、スポーツで一流を目指したほうがいいんじゃないかとも思うけど、これが四葉の選択なので仕方ない。

四葉に関しては、四葉は昔から明るかったのか?あるいは母の死の影響かなにかで明るく振舞うようになったのか?明るく振舞っているが悩みはどんなものがあるのか?このあたりの話が聞きたいというか見たいところ。

 

五月

末っ子。末っ子らしさはあまり感じない。現状アニメではなかなか不遇な印象で、上杉とケンカしているか、上杉を認めている発言をしているか、どちらかでの登場が多いイメージ。ケンカの仲直りの際に三玖の真似をしてたのがかわいかった印象。大食いキャラは現状ではあまり目立つシーンがないかなという印象。

過去に上杉と会っていた5姉妹の誰かは五月で、その時の出来事がきっかけで二人とも勉強をするようになったんだろうなーと僕は予想しているので、そのエピソードを二人が共有すれば、出番も増えて、魅力も引き出されていくんだろうなーという予想。

今のところ五月回のようなものはないので、今後に期待。

 

おわりに

ざっくりと印象を書いていきましたが、二乃に関しては特に、見ていて妄想が広がる部分が多かったので長くなってしまいました。

5姉妹の魅力を引き出すのに1クールでは明らかに足りなさそうなので、この子達が好きなら原作を読もうという感じですね。僕は原作を買うかは未定です。

リアルに誰が好きかと考えると、やっぱり一花だなあ